「韓日同時撃沈」 8強でカタールに屈した韓国、母国メディアが日本の決勝敗戦に反応

日本は無念のアジア杯準優勝に終わった【写真:Getty Images】
日本は無念のアジア杯準優勝に終わった【写真:Getty Images】

奇しくも韓国、日本ともに同じ相手に敗戦「カタールがそこまで強いと思っていた?」

 森保一監督率いる日本代表は、1日のアジアカップ決勝でカタールに1-3で敗れ、2大会ぶりの優勝を逃した。準々決勝でカタールに0-1で敗れてベスト8で姿を消した韓国メディアは、「韓日同時撃沈、カタールがそこまで強いと思っていた?」と2022年ワールドカップ(W杯)開催国の快進撃に脱帽している。

 日本は序盤からカタールに主導権を握られ、前半12分にはFWアルモエズ・アリに圧巻のオーバーヘッド弾を決められて失点。同27分にはMFアブデルアジズ・ハティムの鮮烈なミドルシュートを被弾し、前半だけで2点のビハインドを背負った。

 後半24分、MF南野拓実(ザルツブルク)が今大会初ゴールを挙げて反撃の狼煙を上げたが、その後セットプレーのこぼれ球がDF吉田麻也(サウサンプトン)の手に当たり、ビデオ判定の末にPKを献上。これをカタールFWアクラム・アフィフに沈められて万事休す。1-3で敗れて準優勝に終わった。

 カタールは今大会7試合で19得点1失点と圧倒的な強さを見せたが、準々決勝でカタールに0-1で敗れた韓国メディアも日本の敗戦に反応を見せた。

「韓日同時撃沈、カタールがそこまで強いと思っていた?」と見出しを打って報じたのは、韓国メディア「Dailian」だった。

 記事では、「カタールがアジアカップ決勝で日本を制圧して史上初の優勝。韓国、UAE、日本など強豪を次々撃破」と触れ、大会43年ぶりとなる全勝優勝を果たしたカタールの快進撃を伝えている。

「カタールの“突風”は偶然ではなかった。決勝までの7試合で19得点する間にわずか1失点のみ。後半24分に南野拓実にゴールを許すまで、隙のない守備を見せた。“偶然”と言うには、過程と結果があまりにも完璧だった。史上初のアジアカップ王者となり、2022年ワールドカップ開催国としてのプライドを示した」

 奇しくもライバル関係にある日本、韓国ともにカタールに敗れることになった現実に、感じるものがあったようだ。また、韓国サッカー専門誌「ベストイレブン」も「カタールという沼から抜け出せなかった」と伝えており、韓国メディアもカタールの強さに脱帽していた。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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