アジア杯決勝、日本が前半に痛恨2失点 オーバーヘッド&ミドル弾でカタールにリード許す

カタールとの決勝戦は2点ビハインドで後半へ【写真:AP】
カタールとの決勝戦は2点ビハインドで後半へ【写真:AP】

FWアリの大会新記録9ゴール目で先制点を決められ、リズム崩す

 8年ぶりのアジア制覇を目指す日本代表は、現地時間1日にUAEで行われたアジアカップ決勝で、カタール相手に0-2でハーフタイムを迎える試練の時を迎えた。

 日本は準決勝のイラン戦(3-0)で負傷したMF遠藤航に代わってDF塩谷司がボランチで先発し、MF柴崎岳とコンビを組んだ。森保一監督は、その他の10人はイラン戦と同じメンバーをピッチに送り込んだ。

 日本は立ち上がりからFW大迫勇也が積極的にミドルシュートを放つなど、攻撃的に試合を進めた。中盤でのショートパスも上手くつながり、カタールを自陣に押し込みながら試合を進めていった。

 そうしたなかで、日本にとっては「まさか」の瞬間だった。前半12分、カタールのエースFWアルモエズ・アリは左からのクロスをゴールに背を向けて左足でトラップ。さらに浮いたボールを右足でコントロールすると、そのままオーバーヘッドキック。これがゴールポストの内側に当たって入る絶妙なコースに飛んで先制点になった。アリはこれで得点ランキング首位を独走する9点目となり、元イラン代表FWアリ・ダエイ氏が持つ1大会最多ゴール記録を塗り替えた。

 さらに日本は、ややペースを取り戻しつつあった同27分に傷口を広げてしまう。バイタルエリアでMFアブデルアジズ・ハティムに前を向かれると左足でミドルシュートを打たれ、これがカーブを描いて日本のゴールに吸い込まれた。日本は主将のDF吉田麻也がゴールに入ったボールを抱えてセンターサークルのほうへ走る諦めない姿勢を表現した一方で、今大会で初めて2点ビハインドを背負う形になった。

 その後も日本は敵陣に攻め込むもののゴール前になかなか入り込めず、カウンターの脅威にもさらされる時間を過ごして0-2で前半を終えた。2大会ぶり5回目の優勝を目指す日本は、初の決勝進出となったカタールを相手に後半に逆襲を見せることができるだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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