「俺の中でラッキーじゃない」 アジア杯公式が李忠成の“伝説の決勝ボレー弾”に再脚光

2011年大会、オーストラリアとの決勝戦で値千金の一撃を決め日本を優勝に導いたFW李忠成【写真:Getty Images】
2011年大会、オーストラリアとの決勝戦で値千金の一撃を決め日本を優勝に導いたFW李忠成【写真:Getty Images】

2011年アジアカップ決勝、李が芸術的な左足ボレー ライバル豪州を破って日本が優勝

 日本代表は2月1日にアジアカップ決勝のカタール戦に臨む。2011年大会以来となるアジア王者のタイトルを目指す森保ジャパンだが、8年前に歓喜の優勝をもたらしたのがFW李忠成(現・横浜F・マリノス)だ。決勝点となった芸術的な左足ボレーはもはや伝説となっているなか、本人がアジアカップ公式ツイッターのインタビューで当時を振り返っている。

 2011年1月29日、日本はアジアカップ決勝でオーストラリアと対戦。試合は0-0のまま延長戦に突入し、後半4分に李がA代表初ゴールとなる値千金の一撃を決めて1-0と勝利し、日本がアジアの頂点に立った。

 2列目にポジションを移していたDF長友佑都(現ガラタサイ)が左サイドを突破し、左足でマイナス気味のクロスを供給。ゴール前でフリーとなった李がこれに合わせて左足を振り抜き、ダイレクトでボレーシュートを突き刺すのだが、その瞬間の駆け引きをこう語っている。

「よくこれ、フリーになったねとか、フリーになってラッキーだったねと言われるんですけど、俺の中ではラッキーじゃないんだよと(笑)。画面では映っていないところでちゃんとDFを釣って、駆け引きをして相手を前に行かせて、自分はバックステップを踏んでフリーになっているので」

 李は長友がクロスを上げる前に相手DFと駆け引きし、ポジションを確保していることを強調した。そして、トラップをせずにダイレクトでボレーシュートを放ったことについて、祖母とのかけがえのない経験が生きたことを明かしている。

「この(フリーになった)時点でほぼ勝負はあった感じなんですけど、よくおばあちゃんと小さい頃にボレーシュートの練習をしていたので、その成果がここで出たのかなと思う。この試合でこのボレーを打って、おばあちゃんにすごく感謝した部分もある。よくゴールデンエイジと言われる10歳前後で技を会得するというのは、まさにそうなんじゃないかと思う瞬間でした」

 李が決めたゴールは日本サッカー史に燦然と輝き、伝説の一撃として今や語り草となっている。日本は1日の決勝でカタールを破り、再びアジアの頂点に上り詰めることができるのか。李の決勝ボレーのような歴史的なゴールが生まれるかにも注目が集まる。

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