リバプールが若手DF2人と長期の契約延長 元イングランド代表MFがクラブ方針を称賛
冬の補強なしのリバプールを評価 元アーセナルMFのパーラー氏「正しい道を歩んでいる」
リバプールはイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドとスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンとの契約を更新し、長期間にわたる契約内容で締結したことを発表した。これについてアーセナルのレジェンドである元イングランド代表MFレイ・パーラー氏が、リバプールのクラブ哲学や方針を称賛したと、英紙「デイリー・スター」が報じた。
リバプールは将来の大きな資産として、20歳のアレクサンダー=アーノルドと3月で25歳になるロバートソンと契約を更新。アレクサンダー=アーノルドはアカデミー育ちで、1月19日に契約を締結。一方、17年にハル・シティから加入したロバートソンとは、1月17日に締結している。両者ともに2023-24シーズン終了までと長期間での契約更新となった。これはリバプールが長期的な目線でチームを強化していく経営方針を持っていることを示していると言われている。
1990年代から2000年代初頭までアーセナルで活躍したパーラー氏は、このリバプールのクラブ方針を絶賛。タイトル争いをしているなかで新戦力を補強しなかったリバプールの、フロント陣の仕事が素晴らしいとの考えを明かした。
「完璧で、素晴らしいビジネスだ。最高のプレーヤーを獲得した時、彼らとの契約は更新できない。彼らは突然に力をつけた。彼らは新たな契約に値し、リバプールは正しい道を歩んでいる」
有望な若手選手への投資は、クラブの大切な資産になると評価したパーラー氏。フロント陣の仕事だけでなく、現場の指揮官であるクロップ監督に関しても称賛するコメントを残している。
「彼らはユルゲン・クロップ監督の下でプレーするのが大好きなんだ。今のところ、リバプールは輝かしいシーズンを送っていると思う。彼らは素晴らしい指導者に恵まれている。昨季の彼らは優秀だったうえ、クロップ監督のためにプレーしたいと考えている」
選手と監督の関係性も重要で、現在のリバプールは理想的なクラブ運営だとパーラー氏は語る。選手、監督、フロントのそれぞれがクラブ哲学に基づき良好な関係性を築いているからこそ、現在の好成績をもたらしている。
(FOOTBALL ZONE編集部)