UAEザッケローニ監督、地元メディアとの“関係性”指摘 「私は優秀な監督ではない」

「日本の記者の誰も私に電話をしてこなかったし、私が彼らに電話をかけたこともない」

 ザッケローニ監督は2017年にUAE代表の監督に就任したが、メディアからは「守備的」や「退屈」という批判が絶えなかったという。それに対して、今回のアジアカップで8年前に日本代表を率いて決勝戦を勝利したのと同様にオーストラリアを1-0で撃破して4強入りを果たした。指揮官は「私は現実的なタイプの監督であり、常に批判を受ける用意はある」と話す。

 それでも、イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」が公開した記者会見の動画では、「私はメディアを鍛える、指導するという意味では優秀な監督ではない。今この場所には数人の日本人がいる。4年間、日本代表の監督を務めたからだ。だが、彼らの誰も私に電話をしてこなかったし、私が彼らに電話をかけたこともない」と、地元メディアとの微妙な関係を日本メディアに触れることで指摘した。

 29日の準決勝はカタールとの対戦になるが、ザッケローニ監督は「正直なところ、カタールとの対戦への注意はまだ払ってこなかった。キルギス(ラウンド16)とオーストラリアに集中していたから。明日までには分析をスタートしたい」と語っている。

 日本がイランを破り、UAEがカタールを破ればアジアカップ決勝で日本とザッケローニ監督の対戦が実現する。UAEをベスト4に導いた元日本代表監督は、2022年のW杯開催に向けて強化を続けるカタールとの“中東決戦”に勝利することができるだろうか。

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