「ハメスよりデニス・スアレスと契約すべき」 アーセナルの哲学を知るOBが主張
元カメルーン代表のローレン氏 ハメス獲得は「サイコロを転がすようなもの」
アーセナルのレジェンドである元カメルーン代表DFローレン・エタメ・マイヤー氏は、多くの噂が広がっている古巣の今冬の補強動向について言及。獲得の噂が挙がっているバルセロナのスペイン代表MFデニス・スアレスとバイエルン・ミュンヘンのコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスの場合、「ハメス・ロドリゲスよりもデニス・スアレスと契約すべきだ」と自身の見解を明かした。
【PR】ABEMA de DAZN、明治安田J1リーグの試合を毎節2試合無料生中継!
負傷者の多さや後半戦での巻き返しを考えて、冬の移籍市場で新たな選手の獲得を目指しているアーセナルだが、ここ数週間の動きによると加入を熱望していたとされるD・スアレス獲得が暗礁に乗り上げつつあり、ターゲットをハメスに変更したとの報道が増えてきている。
ただ、現在バイエルン所属のハメスはレアル・マドリードからレンタルされている選手。アーセナルは同様にレンタルでの獲得は可能だとしても、シーズン終了後の買い取りは難しいと言われている。大手ブックメーカー「bwin」のインタビューに答えた元アーセナルDFのローレン氏は、現在の状況を踏まえるとハメスの獲得は効率的ではないという見解を明かした。
「ハメス・ロドリゲスについて、レンタル移籍だったとしてもアーセナルは真剣に検討すべきかどうかは分からない。ロドリゲスは多くの才能を持っているが、危険信号が灯っている。彼はレアル・マドリードでもバイエルンでも定位置を勝ち取れなかった。彼の年俸は巨額だ。だからアーセナルは、彼の獲得がクラブの哲学に基づくものなのかを確認しなければならないだろう」
来季UEFAチャンピオンズリーグの出場権を勝ち取るには、今季中に結果が必要とされる冬の助っ人。ローレン氏はハメスの才能に疑いの余地はないと主張した一方で、すぐに結果を出せるかというと「サイコロを転がすようなものだ」と、賭けに近い補強になることを告げた。