希望ポジションはCB? マルセイユ酒井と新同僚のバロテッリ、移籍決断の理由に言及
名門マルセイユへ移籍 ニースでは全体練習に参加が許可されていなかった事実を告白
イタリア代表FWマリオ・バロテッリは現地時間23日にマルセイユ入りが発表され、日本代表DF酒井宏樹と同僚になることが決まった。イタリアのサッカー専門サイト「カルチョメルカート・コム」は、バロテッリが移籍を決断した経緯や意気込みを報じている。
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バロテッリはマルセイユのライバルであるニースで2年間活躍を見せてきたが、今季はクラブ内での関係が悪化していたという。それは「この夏にクラブを離れることを考えていた」のと無関係ではなく、「グループに入れず、1人でトレーニングを続けるのは簡単ではなかった。今、考えているのは『出直し』をマルセイユとともに果たしたいということだけだ」と、全体練習への参加が許されていなかったと明かしている。
今回マルセイユと結んだ契約は今季終了までの半年間だが、「来季以降のことはまだ考えていない。その質問は、『あのメガネの男』(代理人のミノ・ライオラ氏のこと)にしたほうが良い」と目の前の状況に集中しているという。その言葉にはユーモアもあったが、マルセイユでのプレーへの決意がみなぎった。
「ここは重要な歴史を持つクラブだ。サポーターは熱く、要求が高いのも理解している。彼らを幸せにして、クラブの目標達成を手助けするために全力を尽くす。まだ監督と話していないが、間違いなく希望ポジションはセンターバックだ。それは冗談だけど、チームを助けるためのゴールをしたい。ゴールすることができなければ、ドラマなど何一つ生み出せないと理解している」
若き日には“悪童”とも称されたピッチ外の問題行動ばかりが取り上げられたが、28歳になった今、ここ数年はそうした面も影を潜めている。アジアカップでの戦いを終えて酒井が合流した時、そこには頼れるストライカーが君臨していることになりそうだ。