「このままでは危険」 韓国紙が一辺倒な“ベント采配”に警鐘「誰もが簡単に読める」

延長戦の末にバーレーンを下すも、“まさかの苦戦”に母国メディアも酷評【写真:AP】
延長戦の末にバーレーンを下すも、“まさかの苦戦”に母国メディアも酷評【写真:AP】

「負けないことも重要だが、どのように負けないのか。これがもっと重要である」

 記事では、バーレーン戦で得た“教訓”として、「大きな危機」を回避するための改善点としてベント監督の一辺倒な采配と戦術を挙げた。

「最も急を要するのはベント監督の“意地”である。この意地を張っている限り、代表チームが変化することはない。左バックを除いて、誰もが簡単に読めるスタメンだ。バラエティに欠ける戦術で、選手を温存することもなく、今この瞬間だけに集中する。トットナムで殺人的な日程をこなして合流したソン・フンミンを中国戦で88分間もプレーさせたことがその象徴だ」

 中国戦を2-0で勝利したことで「うやむや」になったが、エースの酷使は危険だと訴えた。事実、バーレーン戦のソン・フンミンは本来のパフォーマンスではなく、「脅威的でも爆発的でもなかった」と伝えている。同紙は他にも、ソン・フンミンをウイングではなくトップ下で起用している点や、バーレーン戦で流れを変えた21歳FWイ・スンウをグループリーグで使わなかったことにも疑問を呈している。

「2022年ワールドカップ開催国のカタールは、帰化選手も勢揃いし、得点力は爆発的で守備は堅い。フィジカルとスピード、個人技のすべてを持ち合わせたチームである。変わらなくてはいけない。新しい動力、新鮮なエネルギーが必要だ。ベント監督が意地を張らなければ可能なことである。負けないことも重要だが、どのように負けないのか。これがもっと重要である」

 他国を圧倒して勝利してほしい――。そんな思いを込めるかのように、柔軟性を持った力強い戦いの必要性を説いていた。

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