「4度のアジア王者は苦しんでいる」 日本代表が辛勝とUAE紙報道、“神の手”にも言及

残り1試合を残して決勝トーナメント進出を決めた日本代表【写真:AP】
残り1試合を残して決勝トーナメント進出を決めた日本代表【写真:AP】

日本がオマーンに1-0と薄氷の勝利 2連勝で16強進出も決定力不足を露呈

 日本代表は13日に行われたアジアカップグループリーグ第2戦のオマーン戦に、MF原口元気(ハノーファー)のPKによって1-0で勝利し、残り1試合を残して決勝トーナメント進出を決めた。3-2と勝利した初戦のトルクメニスタン戦では、守備に不安定さを残し格下相手に2失点を喫したことが課題に挙がったが、この日は攻撃面での停滞が見られた。それについて開催地のUAE紙「ザ・ナショナル」も触れ、DF長友佑都(ガラタサライ)の前半終了間際の“神の手”シーンについても言及している。

「ハラグチの前半のPKで試合を分けるのに十分だったが、4度のアジアチャンピオンは試合の支配をより明確な結果に変えることに苦しんでいる」

 同紙はこのように記している。開始早々にMF堂安律(フローニンゲン)の突破から原口が放ったシュートはクロスバー直撃、また何度か1対1の決定機を迎えたMF南野拓実(ザルツブルク)も相手GKのファインセーブによって防がれる展開となったことについて、森保監督の「このようなことはサッカーで起こり得ることです」というコメントを紹介している。

 それとともに触れているのは前半終了間際、日本にとって最も危なかったシーンだ。ペナルティーエリア内に押し込まれて最後はMFサラー・アルヤハヤエイにフリーでシュートを放たれた際、ブロックに入った長友の左腕に当たったかに見えたがPKの判定は下らず。オマーンの選手が血相を変えて詰め寄っても、判定は覆らなかった。

 これについてオマーンのピム・ファーベーク監督が、「映像でリプレーを見る限り、それは100%ハンドだった。ただ私はそれについて文句を言うつもりはありません」とのコメントを掲載している。幸運にも恵まれたと映る日本だが、同日にウズベキスタンがトルクメニスタンに4-0で快勝したため、得失点差でグループFの2位。両チームとも突破を決めた状況で対戦する17日の最終戦で、チーム状況を好転させることはできるだろうか。

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