バルサ、チェルシーMFウィリアン獲得へ再アタック “69億円FW”+金銭を提示か
ウィリアン獲得へ「マルコム+金銭」でのトレードを画策と英紙が報じる
リーガ・エスパニョーラで首位に立つバルセロナは、新たな選手補強としてチェルシーに所属するブラジル代表MFウィリアンに再び興味を示しているようだ。その獲得には5000万ポンド(約69億円)級のプレーヤーに加えて移籍金を用意していると、英紙「ザ・サン」が報じた。
昨夏に30歳となったウィリアンは、2013年夏にチェルシーへ加入。2度のプレミアリーグ制覇に貢献するなど、チームの主力としてプレーし続けてきた。今季もここまで20試合に出場しており、マウリツィオ・サッリ監督の信頼も厚いと言われている。
しかし、チェルシーとの契約は19-20シーズンまでとなっていて、その期間は残り18カ月を切った。チェルシーはチーム全体の年齢を下げて世代交代を狙おうとしていることから、ウィリアンに移籍の噂が出始めたのだった。そんなチェルシーは今冬の移籍市場でドルトムントから20歳のアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチを獲得。ウィリアンと同じウインガータイプの選手を獲得したことで、移籍を容認される可能性も出てきている。
そのような状況で、獲得に本腰を入れたのがバルセロナだ。昨夏、バルセロナはウィリアン獲得に向けて複数回に渡りオファーを提示したという。最終的には3回のオファーを断られ、代案としてボルドーからブラジル人FWマルコムを3800万ポンド(約53億円)で獲得した。だが、新戦力のマルコムがここまで大きなインパクトを残せていないこともあり、バルセロナは再びウィリアン獲得に関心を寄せているようだ。
そして「ザ・サン」によれば、バルセロナは5000万ポンド級の選手としてマルコムを提示。さらに移籍金をプラスしてチェルシーにオファーをしたと報じられている。ウィリアンは中国のチームからも関心を寄せられていたが、バルセロナからのオファーとなれば前向きにもなると思われる。チェルシーがその内容に満足しているのかどうかは明らかにされていないが、ウィリアン自身は移籍を決断する可能性もあると目されている。
昨夏に続き再びウィリアンへの興味を示したバルセロナは、今冬の移籍市場で獲得することができるのだろうか。今後の交渉の行方が注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)