名将ファン・ハール、“クロップvsグアルディオラ”に持論 「自分のお金を払うなら…」
クロップ率いるリバプールの守備を評価「絶対的な戦闘マシンに変えた」
かつてマンチェスター・ユナイテッドの監督を務めたルイス・ファン・ハール氏が、混戦模様のプレミアリーグについて言及。「もし私が一つのクラブに自分のお金を払うなら、それはリバプールだ」と王者マンチェスター・シティよりも現在首位に立つリバプールに優位性がある理由を説いた。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。
現地時間3日に行われたプレミアリーグ第21節リバプール対シティの大一番は、アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロとドイツ代表MFレロイ・ザネが得点を挙げた2位シティが2-1で勝利した。これにより両者の勝ち点差は「4」に縮まり、タイトル争いも再び混沌としてきている。
ただ、以前にユナイテッドの監督を務めたファン・ハール氏は、シティに敗れたからといってリバプールの優位性が失われることはないと断言した。
「(ユルゲン・)クロップはリバプールを絶対的な戦闘マシンに変えた。攻撃と守備の両方でね。だから、もし私がリーグのために一つのクラブに自分のお金を払うなら、それはリバプールだろう」
リバプールを称賛する一方、ファン・ハール氏はシティのペップ・グアルディオラ監督の弱点を指摘している。
「リバプールの選手に関しては、最高のクオリティーに基づいているわけではない。事実、最高品質の選手はシティにいる。しかし、同時にそれがグアルディオラ監督の弱点でもある。彼は攻撃的な方法で指導するだけだ。いつもね。彼のチームが守備をしなければいけない瞬間、彼らはひどく見える。リバプールはより良い守備ができるチームだ。それはクロップが、チームがボールを持っているかどうかにかかわらず、彼らを戦闘部隊になるように訓練したからだ。それこそまさに現在のグアルディオラ監督のチームに欠けているものだ」
最後に「誰が最高のチームを持っているかと尋ねられれば、私はクロップと言うよ」と締めくくったファン・ハール氏。多くのタイトルを獲得してきた名将は、クロップ監督が率いるリバプールがリーグ制覇を成し遂げると考えているようだ。