異色の“技巧派集団”、選手権8強へ 帝京長岡が貫く「ゴールから逆算したポゼッション」

ショートパスをつなぐスタイルを継続「もっと自信を持って良い」

 それでも流動的にパスコースを作り、サイドバックも積極的に攻撃参加してボールをつなぐことは変わらない。2回戦では旭川実(北海道)を相手に19人目までもつれ込む壮絶なPK戦を制した技巧派集団は、臆することなく激しいプレッシャーに打ち勝ち、最後は試合終了2分前に決勝ゴールを奪ってみせた。

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 古沢監督は、丁寧にパスをつないで16本のシュートを放った試合後にも「もっと相手に近づいて良い。もっと自信を持って良い」という姿勢を崩さなかった。ある意味では、選手権を制するための“主流”ともされてきたスタイルに真っ向勝負で打ち勝った帝京長岡は、学校としても新潟県勢としても最高成績のベスト8に並んだ。見据える先は初の準決勝以降の戦いになる。指揮官は「こんなチームがあるんだと全国に見てもらいたいです」と、大舞台への意欲を語っていた。

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(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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