リバプールが強豪アーセナルを5-1で撃破　ハットトリック達成のフィルミーノに満点評価も

　リバプールは現地時間29日に行われたプレミアリーグ第20節で強豪アーセナルと対戦し、5-1と圧勝した。開幕からの無敗記録を「20」に伸ばし首位を独走しているが、この日ハットトリックを達成したブラジル代表FWロベルト・フィルミーノの圧巻ドリブル弾に注目が集まっている。

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　開幕から無敗を維持しているリバプールは、前半11分にいきなり先制点を与えてしまう。それでも、直後の同14分にフィルミーノが相手のクリアミスを押し込み同点とすると、その2分後に観客の度肝を抜いてみせた。

　1-1で迎えた前半16分、高い位置でセネガル代表FWサディオ・マネがパスカットすると、それを拾ったフィルミーノがドリブルを仕掛ける。ペナルティーエリア前で相手DF陣に囲まれるも、切れ味鋭いステップで1人、2人とかわすと、シュートフェイントで3人目のスライディングのタイミングもずらし、そのまま左足でゴール右隅へと流し込んだ。

　相手守備陣を切り裂いたドリブル弾に海外メディアも注目。英メディア「スポーツ・バイブル」は「フィルミーノが非現実的な独走ゴールを沈め、アーセナル守備陣のキャリアに終止符を打った」と報じ、「衝撃的なドリブル弾」「不純物のないスパイス」「最もセクシーな単独ゴール」と惜しみない賛辞を送っていた。

　また、米スポーツ専門局「ESPN」は、この試合の採点記事でフィルミーノに満点の10点を与えており、「1点目は誰でも決められるものだったが、2点目は純粋な才能が光った。背番号9がアーセナルの守備を波立たせた」と称賛。2点目のスーパーゴールの後、フィルミーノは後半20分に獲得したPKを決めきり、ハットトリックを達成している。

　リバプールはこの日の勝利により、暫定2位のトットナムとの勝ち点差を「9」に広げており、悲願のプレミア制覇へ着実に独走態勢を整えている。

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