流転の元スペイン代表ドリブラー かつての100分の1の大減俸でスロベニア移籍

転がり落ちたサッカー人生

 元スペイン代表でリバプールなどでプレーしたMFアルベルト・リエラの流転が止まらない。スペイン1部マジョルカを退団し、スロベニアNKザブルツに移籍することが決まったが、ここでの月給が2000ユーロ(27万円)であることが明らかになった。
 マジョルカや、リバプール、ガラタサライで欧州の舞台で戦ったアタッカーは昨季、セリエAウディネーゼでプレーしていたが、クラブと無断でスロベニアで行われたポーカーの大会に参加し、契約を解除されていた。
 今年3月にキャリアをスタートさせたマジョルカに復帰したが、ミゲル・ソレール監督と衝突し、退団を迫られていた。
 そんなキャリアの危機でリ エラが選んだのは、スロベニアのクラブだった。リエラはスペイン地元紙スポルトに「チームのために貢献するつもりだ。手本となる選手になりたい。何か偉業をチームとして成し遂げたい」と更生を誓ったという。スロベニア1部開幕9試合で勝ち点10のザブルツは現在5位につけている。
 2010年シーズンには、リバプールからオリンピアコスに移籍時には税引き後約3億円の年俸を手にしていたアタッカーだが、新天地では月収27万円と大きく収入を下げることになった。
 かつて大舞台を沸かせたアタッカーはかつての100分の1という大減俸を受け入れ、キャリア再生を目指すことになる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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