PSGと対立姿勢の仏代表MF、今冬のバルセロナ移籍間近 移籍金6億円超で手打ちか

PSGのMFアドリアン・ラビオ【写真:AP】
PSGのMFアドリアン・ラビオ【写真:AP】

PSG提示の契約延長オファー拒否のラビオ、不満分子と化しクラブ側は移籍容認の姿勢

 フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表MFアドリアン・ラビオは、かねてから噂のあったバルセロナ加入に近づいているようだ。スペイン紙「AS」が報じた。

 PSGの下部組織出身であるラビオは、12年にトップチームでデビュー。それ以降、徐々に出場機会を増やし、近年は主力メンバーの1人に数えられていた。だが先日、ラビオはクラブが提示した契約延長オファーを拒否。これを受けてクラブも今季限りでの退団を認めると、さらに現在ではトーマス・トゥヘル監督のほぼすべてのチーム活動から排除されており、移籍が濃厚となっている。

 PSGとしても不満分子となる選手を置いておく理由もなく、できるだけ早くラビオを放出したいと考えており、来月の移籍市場でバルセロナの申し出を受け入れる準備ができているとされる。また、バルセロナの強化技術部長に当たる元フランス代表DFエリック・アビダルも、ラビオがスペインの地へ移籍してくることを望んでいるとしており、ついに獲得が現実味を帯びてきた形だ。

 ラビオ自身はバルセロナでおよそ年間1000万ユーロ(約12億6300万円)の給料を支払われると見ており、彼の母親と代理人は同様程度の契約金を期待している様子だ。PSGとしては、契約延長オファーの拒否によってクラブと対立していることから移籍容認の姿勢を示しており、1月の移籍市場でPSG側は500万ユーロ(約6億3200万円)の移籍金を喜んで受け取るだろうと伝えている。

 傑出した才能を持ちながら、フランス代表やPSGで問題行動も見られたラビオ。現在23歳で188センチの長身レフティーは、卓越したパスセンスに加え、近年は守備の意識も高まっている。バルセロナ移籍を機にさらなる飛躍を遂げるだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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