「スコアほど簡単ではなかった」 3決完敗の鹿島、中東メディアは“不運”を強調
南米王者リーベル・プレートに0-4で完敗も、バー直撃のシュートを放つなどゴール襲撃
アジア王者の鹿島アントラーズは現地時間22日、FIFAクラブワールドカップ(W杯)3位決定戦で南米王者リーベル・プレート(アルゼンチン)に0-4で完敗を喫した。現地メディアは、鹿島の“不運”が大差に影響を及ぼしたと指摘している。
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鹿島は19日に行なわれた準決勝の欧州王者レアル・マドリード(スペイン)戦に1-3で敗れ、3位決定戦に回った一方、リーベルも開催国代表アル・アイン(UAE)を相手にPK戦の末に競り負け、レアルと決勝を戦う権利を逃した。
鹿島はリーベル戦の前半23分にGKクォン・スンテが負傷交代するアクシデントに見舞われると、その直後にCKから被弾。MF土居聖真とDF安西幸輝がクロスバー、MF永木亮太がポスト直撃のシュートを放つなど何度かチャンスを迎えたが、決め切れずに最終的に4点差をつけられて完敗となった。
中東メディア「GULF NEWS」は「リーベル・プレートがプライドを挽回するために鹿島を払いのけた」と見出しを打って報じ、決勝進出を逃して失望させたファンに勝利を捧げたと説明。その一方で、南米王者にとっては決して容易いゲームではなかったことも強調している。
「鹿島戦の勝利は、スコアほど簡単ではなかった。アジア王者によってゴールを脅かされ続けていた。鹿島の選手たちは挫けることなく、プレッシングをかけ続けていた。彼らにはスコアを引き戻すだけの運がなかった」
鹿島も南米王者に引けを取らないほど決定機を演出したが、バー直撃も含めてゴールネットを揺らすことはできなかった。対するリーベル・プレートは決定機のほとんどを枠内に収め、4得点を挙げた。浮き彫りになった決定力の差が世界との差なのかもしれない。