プリシッチの後継者に? ドルトムント、欧州中が注目のディナモ・キエフ21歳FWに熱視線か
プリシッチ退団時に備えて、ウクライナ代表FWツィハンコフに照準
ドルトムントはアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチが移籍した場合に備え、すでに後継者探しに着手しているようだ。ドイツ紙「ビルト」はそのターゲットが、ディナモ・キエフに所属するウクライナ代表FWビクトル・ツィハンコフだと報じている。
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俊足のツィハンコフはプリシッチと同じ右サイドを主戦場としており、今季国内リーグで、すでに9ゴールをマーク。ウクライナメディアによれば、イングランド、スペイン、イタリアのクラブが同選手に関心を示しているという。
移籍情報サイト「transfermarkt.de」によれば、ツィハンコフの市場価値は1000万ユーロ(約12億7000万円)。移籍金は2000万ユーロ(約25億4000万円)になると見られている。
プリシッチは昨季、ドルトムントでレギュラーを獲得してブンデスリーガ32試合に出場したが、今季はイングランド代表MFジェイドン・サンチョの台頭や、自身が筋肉系の負傷を繰り返していることもあり、国内リーグではプレータイムが伸びていない。ドルトムントとの契約は2020年までとなっているが、ここまで契約延長には至っておらず、退団の可能性が報じられている。
1月の移籍市場の開幕が近づき、プレミアリーグのチェルシーが7000万ユーロ(約89億円)の移籍金を用意し、プリシッチ獲得に向けて最初のオファーを出したとも報じられた。ドルトムントのミヒャエル・ツォルクSDはその後、独紙「ビルト」に対して「競技上の目標に到達するため、不可欠かつ重要な選手を冬に放出する予定はない」と明言。「クリスティアンは2月もBVB(ドルトムントの略称)のユニフォームを着ていると強く思っている」と、今冬の移籍の可能性を否定した。
こうした状況から、プリシッチの退団は来夏と目されている。報道が事実ならドルトムントはそれを覚悟して後継者探しを始めたということになるが、欧州中が注目する逸材を射止めることはできるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)