ミラン指揮官のおとこ気提案 「ダービーに勝った方が難民支援をしよう」

「マンチョ」に提案

 ミハイロビッチ監督は、プライベートでの支援だけでなく、クラブとしての難民支援の必要性を訴え、こう続けた。
「しかし、ミラノには組織が存在して、移民の受け入れをしている。それぞれがプライベートに助ける以外にも、ひとつの難民支援団体を選んで、協力しよう。ダービーに勝った者は払う。マンチョいいかい?」
 かつて「マンチョ」の愛称で知られるマンチーニ監督がインテルを指揮した際にアシスタントコーチを務めた。現在も、その厚い信頼関係は崩れていない。ダービーで勝利したチームは、ミラノ市に本拠を置くクラブとして支援をすることを提案した。
 今回の公開書簡にはイタリア国民への難民支援に対する啓発活動の一環だが、サッカー界にも大きな支援の輪が広がっている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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