リバプールのクロップ監督、宿敵マンU戦のポイント指摘 「我々には怒りが必要だ」
英国版クラシコを前に意気込むクロップ監督、感情の高ぶりが不可欠な要素と言及
プレミアリーグ優勝争い真っ只中の暫定2位のリバプールは現地時間16日に宿敵マンチェスター・ユナイテッドと対戦する。“英国版クラシコ”を前にチームを率いるユルゲン・クロップ監督も「我々には怒りが必要」と意気込みを見せている。英公共放送「BBC」が報じた。
16節終了時点でプレミアでは唯一の無敗を誇り、首位に立っていたリバプール。15日の試合でマンチェスター・シティがエバートンに勝利したため、暫定2位という状況で6位ユナイテッドとの大一番を迎える。
クロップ監督は試合前の会見で「相手は最高のムードというわけではなさそうだね」とミッドウィークに行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でバレンシアに1-2と敗れたユナイテッドを牽制しつつも、「我々には我々の問題や目標がある。それに向かって戦うだけだ」と集中力を高めている。
ドイツ人指揮官は「我々は自分たちのポイントのために戦う。日曜日に我々は怒りが必要だ。きっとそうなるだろう」と語った。宿敵同士の対戦で感情の高ぶりは欠かせない要素になるとしている。
プレミアリーグにもいくつものダービーマッチが存在するが、このリバプールとユナイテッドによる伝統の「ノースウェスト・ダービー」はその中でも最も熱いゲームの一つ。経験豊富なクロップ監督もその一戦を楽しみにしているようだ。
「これは大きな試合だ。サー・アレックス・ファーガソンがこれをブリティッシュ・クラシコだと言うなら、私は本当に恵まれているよ。なぜなら私はジャーマン・クラシコ(ドルトムント対バイエルン・ミュンヘン)も経験しているからね。クールな試合になるだろう」
2013年以降、アンフィールドでのユナイテッド戦は負けていないなど地の利もあるリバプールは、ライバルを撃破してプレミア首位の座を守ることはできるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)