マンチェスター・ユナイテッドのGKセルヒオ・ロメロが、今夏残留が確定したGKダビド・デ・ヘアとのポジション争いに対し、熱い意気込みを語った。英メディア「スカイ・スポーツ」が報じている。
　今夏にイタリアのサンプドリアからユナイテッドに加入したロメロは、今季ここまですべての試合に出場している。しかし、移籍市場の最終日にデ・ヘアのレアル・マドリード移籍が破談に終わったことにより、昨季の守護神が残留することが決定した。
　デ・ヘアは移籍が確実視されていたためにベンチ外が続いていたが、移籍が不成立に終わった今、クラブ側は長期契約を提示する方針と伝えられている。一部メディアでは、次節のリバプール戦に先発出場する可能性も報じられている。
　スペイン人GKビクトール・バルデスの残留も確定したことにより、ユナイテッドはGKの選手層で世界屈指のクラブとなった。それでもロメロは、正GKの地位を確立することに意欲を示している。
「ユナイテッドでプレーすることが、僕の夢だ。神の助けがあれば、この夢は決して終わらない。そして、ファン・ハールが信頼を示していることに関して、感謝の意を示したい。GKには基本的にローテーションがない。先発出場するか、ベンチを温めるか、この2択だけだ。3択目は存在しない。これだけは言わせてもらいたいが、僕は既に守護神の座が自分のものであるとは決して考えていない。それでも、僕はファン・ハールとスタッフから絶大なサポートをしてもらっていることを理解している」
　昨季、年間ベストイレブンにも選出され、クラブの欧州チャンピオンズリーグ出場権奪還の立役者となったデ・ヘアに対し、ロメロは挑戦者として闘志を燃やしている。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images