北中米カリブ王者、クラブW杯での“打倒鹿島”に執念 「レアルより分析に時間を捧げた」

グアダラハラのカルドーソ監督【写真:Getty Images】
グアダラハラのカルドーソ監督【写真:Getty Images】

鹿島と準決勝で対戦するグアダラハラ、指揮官が鹿島について言及

 鹿島アントラーズは現地時間12日に開催するクラブ・ワールドカップ(W杯)にアジア王者として参戦するが、準々決勝で対戦する北中米カリブ王者グアダラハラ(メキシコ)が徹底した分析と対策を施してきたことをスペイン紙「AS」メキシコ版が報じている。

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 グアダラハラは9日に開催国UAEへ移動した際、出発直前に空港で取材に対応。ホセ・カルドーソ監督は鹿島について「彼らは2016年にレアル・マドリードと対戦しており、すでにクラブW杯で戦う経験を積んでいるチーム」と語ったうえで、レアル以上に鹿島への分析を進めてきたことを強調している。

「我々が焦点を当てているのは目の前の試合だ。それを続けることでファイナルを目指す。実際にまだレアルの緻密な分析さえしていないが、その代わり、より鹿島の分析に時間を捧げてきた。レアルのことはすでに多くのことを把握しているしね。選手たちも対峙する選手やチームのことを完璧に掌握している」

 その一方でカルドーソ監督は、鹿島の特長に言及し、アジア王者対策に自信を覗かせた。

「鹿島は非常に規律を重んじるチームであり、基本的にはシステムを変更しない。4-4-2を固定しており、徹底した守備網を敷いてくる。我々は何を見出すべきか? アタッキングサードでよりアグレッシブになり、ボールを保持し、スピードで重視してダイナミックに臨み、違いを生み出すことだ」

 準々決勝は15日に控えているが、“打倒鹿島”に執念を燃やすグアダラハラとの一戦で、アジア王者はどんなパフォーマンスを披露するのか。欧州王者レアルが待つ準決勝の切符を懸けた一戦に注目が集まる。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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