“バルサ化”進むJ1神戸、セスク獲得に動く? 伊紙報道「日本からオファーが来た」
チェルシーで不遇のセスク、ミランが獲得狙うも年俸が問題か ガゼッタ紙は神戸からの打診伝える
元スペイン代表FWダビド・ビジャの獲得を、1日のJ1リーグ最終節後に正式発表したヴィッセル神戸だが、さらなる大物補強に動いているようだ。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、チェルシーの元スペイン代表MFセスク・ファブレガスに「日本からオファーが来た」と伝え、そのクラブがバルセロナやスペイン代表で共闘したMFアンドレス・イニエスタとビジャのいる神戸であると報じている。
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2014年にチェルシーに加入したセスクは、14-15シーズンのプレミアリーグ優勝に貢献するなど主力としてプレーし続けてきたが、今季就任したマウリツィオ・サッリ監督の下で定位置を失い、リーグ第14節を終えた時点で途中出場がわずか3試合と不遇の時を過ごしている。
今冬の移籍の噂が盛んに報じられるなか、欧州以外からも獲得に向けた関心が寄せられているようだ。「ガゼッタ・デロ・スポルト」紙は「日本からオファーが来た」と報道。「ファブレガスはチェルシーとの契約が切れるため、未来を決めようとしている。31歳のもとには特に中国から、エキゾチックでリッチなオファーがたくさん来ている。日本へ移籍する仮説も進んでいる。友人のイニエスタとダビド・ビジャが、ポドルスキもいるヴィッセル神戸に呼んでいる。このアイデアは魅力的だ」と、神戸からオファーがあったことを示唆している。
もっとも、セスク自身は年齢的に欧州トップレベルでのプレー継続を希望しているようで、同紙も「本人はヨーロッパでプレーしたい」と紹介。アトレチコ・マドリードやリヨンが興味を示していることを伝えているが、現時点で今冬の獲得へ本腰を入れているのはイタリアの名門ACミランと見られている。ただ問題なのは金銭面で、セスク側は年俸500万ユーロ(約6億5000万円)の契約を2021年まで結ぶことを要求しているという。
同紙の報道を見る限り、セスクが欧州を離れる可能性は低そうだ。しかし、潤沢な資金をもとに昨夏に元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ、今夏にイニエスタ、そしてビジャと3人の大物を獲得した神戸が、ミランを上回る金額を提示し、“戦友”イニエスタとビジャのラブコールがあれば、日本行きへと傾く可能性はゼロではないだろう。
来季に向けた神戸の“バルサ化計画”は、さらに進むのか。冬の移籍市場に向けた今後の動向が気になるところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)