長谷部の自己改革 「決定的シーンをものにしたい」と攻撃にも意欲

所属での本職復帰を目指す

 所属のフランクフルトでは開幕から2試合連続で右サイドバックとして起用されていた。本職で起用されず、高いパフォーマンスを発揮できていない状況に「もどかしさを感じる」と心境を明かしていた長谷部。この日は、何度か効果的な攻め上がりを見せ、ペナルティーエリアに進入する場面もあった。
 今季からフランクフルトの指揮官を執っているのはアルミン・フェー監督。長谷部はヴォルフスブルク時代にも同監督の指導を受けており、その時も右サイドバックとして起用されていた。
 フェー監督はボランチの選手に攻撃的なキャラクターを求めている。代表 では攻守のバランサーという立ち位置で、前線に顔を出す場面は限られている。それでも、8日のアフガニスタン戦に向けての意気込みを聞かれた際、長谷部は「決定的なシーンをものにできるようにやっていきたい」と意気込みを語っている。
 W杯へ近づく勝利のため、所属クラブの指揮官にアピールするために、“ボランチ長谷部”として攻撃で輝く新境地開拓の期待が懸かる。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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