踏んだり蹴ったりのレアル 移籍失敗でデ・ヘアに約14億円の補償金支払いへ

マンUと契約延長交渉も

 レアル・マドリードはマンチェスター・ユナイテッドのGKダビド・デ・ヘアに移籍失敗の補償金として1000万ユーロ(約13億5000万円)を支払うと、スペイン地元紙「アス」が報じている。
 リポートによれば、レアルは以前からデ・ヘアに対し、今夏の移籍交渉が破談に終わった場合には補償金を支払う約束をしていたという。そして、レアルは移籍に必要な書類を期限内に提出することができず、同選手の獲得に失敗していた。
 両クラブ間での交渉は合意に達し、デ・ヘアとしても故郷マドリードへと帰還する準備は整っていたはずだった。だが、一転して残留 が確定。ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は去就が決まるまではプレーさせないと、ここまでの公式戦6試合全てでベンチ外としていた。
 そして、このオランダ人監督のAZ時代の教え子でもあるアルゼンチン代表GKセルヒオ・ロメロに正GKを務めさせてきた。デ・ヘアの残留が決まり、再びこのスペイン代表が守護神の座に付く可能性は高い。誰がゴールマウスを守るのか、ポジション争いも激しくなりそうだ。
 2016年6月には契約満了を迎えることから、デ・ヘアは来夏に移籍金ゼロ円でレアルヘ渡る可能性もある。また、「アス」では、ユナイテッドから新契約のオファーや、来年1月に他クラブと夏に向けた移籍の事前交渉を行う可能性も示唆している。今夏は残留する運びとなったが、引 き続きデ・ヘアの動向には注目が集まることだろう。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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