レアルがデ・ヘア移籍交渉の手順を全解説 異例の声明ににじむマンU批判

10項目に分けて説明

 レアル・マドリードは、期限までに書類が間に合わず、実現することのなかったマンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアと、コスタリカ代表GKケイラー・ナバス両選手の移籍交渉について、公式ウェブサイトを通じて声明を発表した。すでに報道されていたように、書類の提出が時間に間に合わなかったことを認めた上で「必要なことは全てやった」と主張している。
 
 声明は全部で10の項目に分けられている。初めに「ユナイテッドは、昨日(31日)の朝になるまで、交渉を始めようとはしなかった」と状況を説明。その後は段階を追って交渉の進 捗(しんちょく)についての説明がなされている。
 
 交渉はスムーズに進み、両クラブは現地時間8月31日の13時39分にデ・ヘア、ナバス両選手の移籍に関して合意。レアルはここでユナイテッドに契約書を送っている。しかし、それからユナイテッドから連絡があったのはおよそ8時間後の21時43分。ナバスの契約内容に多少の変更があったとの連絡を受けると、レアル側はそれを即座に受け入れて再び契約書をユナイテッドに送っていた。
 およそ2時間後の23時53分にナバスの代理人と最終合意に達し、あとはユナイテッドから最終的な必要書類がレアルに送られ、FIFAの移籍システムで登録を完了させるだけだったという。それにもかかわらず、ユナイテッドから全ての文書が送られてきたのはすでに移籍 マーケット閉鎖時間を過ぎた9月1日の0時2分。レアルがその後、FIFAの移籍システムで手続きを全て完了させたのが、1日0時26分。登録期限を過ぎており、当然移籍は認められなかった。

 

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