クラブ史上初の開幕2連敗となったユベントスが念願のトップ下補強に成功した。インテルのブラジル代表MFエルナネスを1100万ユーロ（約15億円）で完全移籍で獲得したと、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
　エルナネスは30歳のアタッカー。2010-11シーズンにサンパウロFCからラツィオに移籍したところからイタリアでのキャリアをスタートさせ、13-14シーズンの冬の移籍市場でインテルに加入していた。
　ユベントスは、今夏の移籍市場で最大の補強ポイントをトップ下としていた。バイエルンMFゲッツェ、チェルシーMFオスカル、レアル・マドリードMFイスコら多くのビッグネームが獲得リストに挙がったが、ことごとく交渉は不調に終わた。移籍市場閉幕の土壇場でヴォルフスブルクとのドイツ代表MFユリアン・ドラクスラーの争奪戦にも敗れていた。しかし、最終的にはイタリア国内での実績がある選手を獲得するに至った。
　史上初の開幕2連敗と苦境に立たされているセリエA4連覇中の王者だが、エルナネス獲得を契機に上昇気流に乗ることができるだろうか。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images