レスターGKシュマイケル、ヘリコプター墜落現場の行動を父親が称賛 「誇りに思う」

ピーター(右)が自身の息子であるカスパー(左)の勇敢な行動を「誇りに思う」と称えた【写真:Getty Images】
ピーター(右)が自身の息子であるカスパー(左)の勇敢な行動を「誇りに思う」と称えた【写真:Getty Images】

父ピーターが元会長を慕って救助を試みたカスパーへの思いを告白「誰だって…」

 元デンマーク代表GKピーター・シュマイケル氏は、自身の息子であるレスターのデンマーク代表GKカスパー・シュマイケルの勇敢な行動を「誇りに思う」と称えた。シュマイケルは先月27日、クラブの会長を務めていたヴィチャイ・スリヴァッダナプラバ氏が亡くなったヘリコプター墜落事故の際、現場でいち早く救護活動を試みていた。

 悲劇はプレミアリーグ第10節のレスター対ウェストハム戦(1-1)終了直後、レスターの本拠地キングパワー・スタジアムで起きた。スリヴァッダナプラバ元会長ら5人を乗せたヘリコプターはピッチから飛び立ったが、その直後に機体は駐車場に墜落して炎上。搭乗者全員が帰らぬ人となった。

 この時、燃えさかる機体に駆け寄って救助を試みたのが、会長を慕っていたというカスパー・シュマイケルだった。シュマイケル氏は英公共放送「BBC」のラジオ「Speaking on BBC Radio 5 live’s Sportsweek」で、危険を顧みない勇敢な行動に出た息子を称えている。

「私は彼(カスパー)のリアクションを誇りに思うよ。彼は人命救助を最優先にしたんだ」

 その一方で「彼は燃えさかるヘリコプターに向かっていった。誰だって自分の息子にそんなことはしてほしくはない」と人の親だからこその本音もこぼれたが、シュマイケルの行動は多くの人から賞賛を浴びた。

 シュマイケル氏は事故後の息子の状態が気がかりなようで、「彼はしたことは本当に素晴らしいこと」と語ったうえで「彼は難しい時を過ごしている。彼の気持ちも汲み取ろうとしている。大きな影響が出ないことを願うよ」とメンタル面への影響を気にかけていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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