マインツの韓国代表DFがドルトムントに4億円移籍へ 香川の同僚に
独紙報じる 鹿島などで活躍したパク・チュホがサイドバックのサブとして加入
日本代表MF香川真司の所属するドルトムントはマインツの韓国代表DFパク・チュホ獲得が間近に迫っていると、独地元紙「ルール・ナハリヒテン」が報じている。
韓国人サイドバックの移籍は完了に向かっているようだ。レポートによれば移籍金は300万ユーロ(約4億1000万円)で、すでにメディカルチェックを残す。まもなく正式発表される見通しだという。左利きのサイドバックであるパクは、ドイツ代表DFマルセル・シュメルツァーのバックアアッパーとしての加入になるという。
パクはJ2水戸でプロデビュー。その後、鹿島、磐田などで活躍。現在柿谷曜一朗が所属するスイスのバーゼルで欧州に初挑戦。2013年からはブンデスリーガのマインツへと渡り、岡崎慎司(レスター)と共にプレーした。マインツでは現ドルトムントのトーマス・トゥヘル監督の指導を受けており、指揮官の望むサッカーについては熟知しているはずだ。その監督の後を追い、ついに名門ドルトムントでブレークするチャンスをつかむことになりそうだ。日本でプレー経験もあるパクが、岡崎の次は香川、丸岡満とチームメートとなる。
一方、記事ではドルトムントを退団する可能性のある選手についても触れられている。すでにスロベニア代表MFケビン・カンプルがレバークーゼンへと移籍したが、ドイツ代表MFケビン・グロスクロイツ、ポーランド代表MFヤクブ・ブラシュチコフスキ、コロンビア代表FWアドリアン・ラモスの3選手が後に続き、移籍市場閉幕までにクラブを去る可能性があるという。
リーグ開幕2連勝で好調を維持するドルトムント。チームの戦術だけでなく、その陣容も着実にトゥヘルの色へと染められつつあるようだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images