「強がっていたけど…」 引退会見の元日本代表GK川口能活が「身長コンプレックス」を告白

身長コンプレックスを克服するべく「動きの速さやジャンプで何とかしたい」と努力の日々

 そう自負する川口は、「努力を続けることの大切さ」を肌身で感じている。その理由は“身長コンプレックス”にあるという。川口は180センチで、GKとしては決して大柄とは言えず、プロになってから身長に関して言われるようになったと振り返る。

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「常に自分は代表クラス、あるいはワールドクラスのGKに比べて身長がないと言われ続けた。高校生まで、身長のことは言われたことがなかった。プロになって言われるようになり、強がっていたけど、内心悔しいというか……」

 横浜F・マリノスでプロデビューを飾った川口は、ポーツマスFC(イングランド)、FCノアシェラン(デンマーク)、ジュビロ磐田、FC岐阜と渡り歩き、2016年から相模原に所属。そんなプロ生活において、身長コンプレックスが一つの原動力になったようだ。

「そのどうしようもないことを、動きの速さやジャンプで何とかしたい。コンプレックスを克服すると。足りないものを努力するためのエネルギーを、GKを始めたことで知ることができた。エネルギーを出すやり方、手段を学ぶことができた」

 川口は反骨精神や不屈の闘志をエネルギーに変え、プロの世界で戦い続けてきた。日本代表のGKとして歴代1位の116試合出場――その偉大な功績が川口の努力を何よりも物語っている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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