ミラン指揮官、本田はトップ下固定と明言 「彼はこの戦術ではトップ下」

ボランチでのテストも示唆

 ACミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督は、現行の4-3-1-2システムで日本代表FW本田圭佑をトップ下で固定して起用する方針を明らかにしている。
 29日のエンポリ戦を控えた前日会見で、指揮官は3年連続で栄光の背番号「10」を託された本田の起用法について質問を受けた。
 
「本田はリーグ戦でトップ下としてプレーし始めたが、他のポジションでの起用も考えているのか?」
 
 本田はプレシーズンから一貫してバッカ、ルイス・アドリアーノの2トップの下でプレーしている。ミハイロビッチ監督は「今やっているこの戦術では彼はトップ下でプレーできる。戦術も変わることがあれば、サイドでもプレーできる。過去にプレーしていたようにだ。この状況で、この戦術では、トップ下としてだけでプレーできると思う」と語った。
 現時点ではボランチや2トップの一角として起用する考えはないという。ボランチへのコンバートの可能性に再び質問されると、こう答えた。
「彼のプレースタイルなら、それもできると思う、中盤も。本当にそうかもしれない。でもまだ試していない。言ったように、ともかく中盤はたくさん選手がいる。いい解決法かもしれないが、たくさん練習をしなければならない。様子をみよう。
 プレースタイル、彼のプレーの性質、ピッチにどうポジションニングするかを考えると、寛大だし、すぐに学び取る。日本人はみんなそうだ。そこに入れれば、聞いたことをやってくれるし、できるかもしれない。私もアイデアとしては、考えていたが。しなければならないことに集中している。そしていくつかの実験はできると思う。いい解決法かもしれない」

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