英雄FWルーニーのイングランド代表引退試合 “キャプテン&10番”の演出なしと現地報道

アメリカ代表との国際親善試合でイングランド代表復帰を果たすルーニー【写真:Getty Images】
アメリカ代表との国際親善試合でイングランド代表復帰を果たすルーニー【写真:Getty Images】

15日にロンドンでアメリカ代表と国際親善試合 英メディアはベンチスタートを予想

 米MLS(メジャーリーグサッカー)のD.C.ユナイテッドに所属する元イングランド代表FWウェイン・ルーニーが、現地時間15日にロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われるアメリカ代表との国際親善試合で代表復帰を果たす。その功績を称えられての代表引退試合となるが、同選手がこの試合で10番を背負うこと、キャプテンを務めることはないと英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じた。

 イングランド代表としてピーター・シルトン氏(125キャップ)に次ぐ歴代2位の119キャップ、そして歴代最多53得点という偉大な記録を持つルーニー。2016年11月のスコットランド戦以来となる代表120試合目が記念すべき引退試合となる。

 ルーニーは代表で長く背番号10を背負い、キャプテンも務めた。復帰戦でもやはりエースナンバーとキャプテンマークの着用姿を期待する声も上がっているが、どうやらそこまでの“演出”はなされないようだ。

「スカイ・スポーツ」は「ウェイン・ルーニーはアメリカ戦、キャプテンではなく、ナンバー10シャツも着用しない」という見出しで報じている。現時点では、スタメン出場の可能性も低いとしている。

 ルーニーの代表復帰について、歴代キャップ数1位のシルトン氏は「彼にイングランドの代表キャップを与えるなんて、完全に間違いだと思う」と反対意見を表明。ルーニー の功績は認めたうえで、親善試合とはいえロシア・ワールドカップ4強という成果を出しているなかで若手のチャンスを削ってまで引退試合を行うことではないと、イングランドサッカー協会の決定に疑問符を付けていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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