ミランに悪童カムバック!? バロテッリの仰天移籍は実現間近か

買い取りオプション付きの期限付き移籍

 セリエAのACミランは、FWマリオ・バロテッリ獲得に迫っている。伊地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」によると、ミランのオファーはリバプールに300万ユーロ(約4億1400万円)を支払い、1年間のレンタルという形で獲得。1年間はバロテッリの年俸を両クラブが50パーセントずつ支払う形になるようだ。さらに、1000万ユーロ(約13億8000万円)での買い取りオプションも付けられる見込みだという。
 
 リバプールでは出番がなく、飼い殺しの状態が続くバロテッリ。これまでにもサンプドリア、ラツィオ、インテル、そして米MLSへの移籍など、その去就についてはさ まざまな臆測が浮かんでは消えている状態で、結局本格的な交渉には至らなかった。しかし、そこに助け舟を出したのは、古巣のミランだった。アドリアーノ・ガッリアーニCEOは「我々はバロテッリの獲得を望んでいるよ。彼には、これが最終の最終とも言える電車のようなものであることを理解してほしい」と語り、再起のための最後のチャンスを与える意志を固めていた。
 
 2014年にリバプールがバロテッリ獲得に支払った移籍金はおよそ2200万ユーロ(約30億4000万円)と言われている。報道が事実であれば、ミランは来夏に買い取りオプションを行使したとしても、バロテッリの売買によって1000万ユーロ近い収益を出すことになる。
 
 すでにFWカルロス・バッカ、ルイス・アドリアーノという実力 者を加え、激しいポジションが争いが待ち受けるミランの前線に、バロテッリが加入すれば、余剰戦力となるFWアレッサンドロ・マトリはラツィオへ移籍するものと見られている。
 かねて、この夏ミランの本命はパリ・サンジェルマンのFWズラタン・イブラヒモビッチとリポートされていたが、スウェーデン代表のカリスマ獲得は困難な状況。一方、バロテッリは25日にもミランでメディカルチェックを受けるとも伝えられている。ミランがこの夏に実現させる最大のサプライズはどうやら、この悪童の復帰というプランになりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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