森山監督、U-15日本代表フランス遠征に掲げる“理想” 「楽しみな存在」と語った3人は?

U-15日本代表を率いる森山監督【写真:Tomoko Yasuda】
U-15日本代表を率いる森山監督【写真:Tomoko Yasuda】

森山監督の中井評は「守備はまだ課題はあるがチームに落ち着きをもたらす部分は良さ」

「一人、一個下の子が決勝にも出場してかなり良かったので、誰がそこに続いていくのか、というところでそれを毎日煽っている。一個上のチームでW杯に行って国際経験を積む選手が出れば良いな、と。前回のU-17W杯を経験した選手がU-19でW杯出場権をつかむのにだいぶ貢献しているので、国際経験を積んでいくなかで日本の力になっていく、というところができつつある。この世代からも誰がそこに入っていけるのかな、というところですね」

 U-16アジア選手権のチームを率いた森山監督はそう話す。

 この初戦では、負傷退場したMF遠山悠希(京都サンガF.C.U-15)に代えて前半35分から中井卓大(レアル・マドリード カデーテA)を投入したのを皮切りに、残り6人の交代要員も後半に使い、18人全員を試した。

 今回は、ブレーメン所属のGK長田澪とレアルの中井、海外を拠点とする2選手も初招集された。

「中井の場合は、ボールタッチのところでチームに落ち着きをもたらす部分は良さだし、最後のゴールにつながるような部分や守備はまだまだ課題はありますが、面白い存在。長田は、あの身長自体がかなりの武器(190センチ)。それなのに動きとか、左右両足でつなぐボールタッチも良い。長いキックとかはまだ筋力面で課題がありますが、背もこれからまだ伸びるでしょう。これは二人ともに言えることですが、筋力とかフィードのところは、これから時間が解決してくれる部分と、意識してつけていかないといけない部分はある。長田のビルドアップもしっかりできるなかで、今日も2、3本、『お!?』というボールを余裕でキャッチできる、あの高さは安心感をもたらすと思う」

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