レスター会長、ヘリ墜落事故の訃報にラニエリ元監督も悲痛 「選手の父親のようだった」

ラニエリ元監督も古巣で起きた突然の悲劇を受けて悲痛な思いを語った【写真:Getty Images】
ラニエリ元監督も古巣で起きた突然の悲劇を受けて悲痛な思いを語った【写真:Getty Images】

2015-16シーズンのプレミア初制覇をともに勝ち取る 「目をつぶれば彼の笑顔が頭に浮かぶ」

 かつてレスター・シティをプレミアリーグ優勝に導き、「ミラクル・レスター」の旗手となったフランス1部ナントのクラウディオ・ラニエリ監督が、古巣で起きた突然の悲劇を受けて、衛星放送「スカイ・スポーツ」の番組に対して悲痛な思いを語った。

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 痛ましい事故が起きたのは、現地時間27日のプレミアリーグ第10節レスター対ウェストハム戦終了後からおよそ1時間後の午後8時半。ヴィチャイ・スリヴァッダナプラバ氏所有のヘリコプターがピッチから離陸した直後にバランスを崩し、スタジアム横の駐車場に墜落。機体は炎上し、オーナーを含む搭乗者5名全員が犠牲となって帰らぬ人となった。

 2010年にレスターを買収し、15-16シーズンのプレミアリーグ初優勝に導いたスリヴァッダナプラバ氏の突然の訃報に、当時のチームを率いたラニエリ監督は悲しさのこもった言葉を残している。

「非常に苦いものを口の中に入れられた気分だ。このニュースに動揺は隠せない。彼は素晴らしい人物であり、いつも前向きな言葉をかけてくれた。選手たちにメールを送って励ます姿は、まるで父親のようだったよ。試合前にもいつも選手を励ますんだ。ネガティブな言葉は絶対にかけない。目をつぶれば、彼の笑顔が頭に浮かぶ」

 レスターにとって偉業となったプレミアリーグ制覇に導いたオーナーの死は、多くの悲しみをサッカー界に与えた。ともに勲章を勝ち取ったラニエリ氏は、悲痛な思いを募らせているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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