町田ゼルビア×サイバーエージェント GMが明かす経営権取得の舞台裏と壮大なビジョン

少年サッカーの町というアイデンティティーを守りながら、町田はどのような進化を遂げるのだろうか【写真:Ⓒ町田ゼルビア】
少年サッカーの町というアイデンティティーを守りながら、町田はどのような進化を遂げるのだろうか【写真:Ⓒ町田ゼルビア】

「少年サッカーの町」のアイデンティティーを胸に、ビッグクラブを目指す壮大な挑戦へ

 FC東京、東京Vに続く「東京第3のクラブ」である町田は、町田サッカー協会に所属する小学生たちのなかから優秀な選手を選りすぐって結成されたFC町田(1977年創設)が前身。清水市(現・静岡市)と並んで「少年サッカーの町」として全国的な知名度を得て、それが町田の“アイデンティティー”となった。唐井GMが考える、町田にJ1クラブが誕生する意義とは――。

「やはり、クラブとしては自前の日本代表選手を輩出することが理想です。中村憲剛くんが出てきた(川崎)フロンターレがリーグを引っ張り、オシム監督時代のジェフは巻(誠一郎)くん、羽生(直剛)くん、佐藤勇人くんと代表選手が出たことで観客増員につながった。我々が目指し、藤田社長に共感して頂けたことが、ビッグクラブへの道につながるかどうか、壮大なプロジェクトになると思っています。

 町田の歩みはドラスティックでなく、遅々としたものだったかもしれません。でも、町田市がスポーツを通じて人と街を一つにしようと力を入れてくださっていて、J1ライセンスを満たすスタジアムや練習場を作るために前進してきた歴史は、最初に撒いた種が皆さんの理解と支援につながっている。

 我々はまだスタートしたばかり。もちろん、ACLのことは藤田社長もお話されていますし、前身時代から語ってきました。ただ、町田は『都市近郊育成型クラブ』として、まずは原点が少年サッカーの町というアイデンティティーをしっかり守りながら、FC東京さんやヴェルディさんとは違った形で存在感を出していければいいと考えています」

 町田にビッグクラブを作り上げ、世界に羽ばたく――。「少年サッカーの町」がどのような進化を遂げるのか、街をあげた挑戦の“新章”がついに幕を開ける。

(Football ZONE web編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)

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