ユベントスがチェルシーで飼い殺し状態の51億円スピードスターを獲得へ

コロンビア代表MFクアドラードの期限付き移籍が合意間近

 イタリア王者ユベントスはチェルシーのコロンビア代表MFフアン・クアドラードの獲得で合意に迫っていると、衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。
 セリエA4連覇中のユベントスはチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルがバイエルン・ミュンヘンへと去ったことで、空いたトップ下の補強を目指しているとレポートされてきた。シャルケのドイツ代表MFユリアン・ドラクスラーやチェルシーのブラジル代表MFオスカル、レアル・マドリードのスペインMFイスコらの獲得オファーを出す一方で、攻撃にバリエーションをもたらす存在としてスピードスター、クアドラードにも関心を示していた様子だ。
 ユベントスはコロンビア代表の実力者獲得のためにチェルシーに150万ユーロ(約2億円)のレンタル料を支払い、1年間の期限付き移籍で獲得する一方、買取オプションは付いていないとレポートされている。セリエAでトップフォームを取り戻した場合、チェルシーはセカンドチャンスを与えるつもりなのだろうか。
 2015年1月の移籍市場で2680万ポンド(約51億円)という移籍金でイングランドにやって来たウインガーは、ジョゼ・モウリーニョ監督の下で、ほとんど活躍できていない。出場機会も少なく、飼い殺し状態となっていた。一部報道では、チェルシーがユベントスMFポール・ポグバ獲得交渉の一部に含められるといううわさも出ていた。
 昨季途中までフィオレンティーナで大活躍していたクアドラード。慣れ親しんだイタリアの地で躍動感あるドリブルが蘇るだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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