ミランの衝撃プラン 昨夏に放出した悪童バロテッリ復帰を画策か
指揮官はインテル時代にコーチとして指導
ACミランは、昨夏にリバプールへと放出したイタリア代表FWマリオ・バロテッリと、衝撃の復帰交渉を行っていると、地元テレビ「スカイ・イタリア」が報じている。
ピッチ内外でのトラブルメーカーぶりからミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長から「腐ったりんご」と罵倒されたバロテッリは昨夏1600万ポンド(約30億円)の移籍金でミランからリバプールに移籍した。だが、リーグ戦1得点と想定外の不振に陥った。ピッチ外のお騒がせぶりは変わらず、今季のリバプールではプレシーズンの段階から試合のメンバー外となり、戦力外状態になっていた。
ミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督はそんな悪童の獲得に前向きだという。23日の開幕戦フィオレンティーナ戦前にフィレンツェで極秘会談を持ったと報じられている。
ミハイロビッチ監督はインテルのアシスタントコーチ時代にバロテッリを指導した経験を持っている。獲得する場合には期限付き移籍で、リバプールにバロテッリの年俸の一部を補てんしてもらうことになるという。
ポテンシャルは圧倒的なバロテッリだけに、格安復帰でそのキャリアを蘇生させることができれば、ミランにとっては大きな成果となる。来季のUEFAチャンピオンズリーグ進出を目指すチームにとってはイチかバチかの劇薬となりそうだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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