A代表初得点の堂安、サバイバル生き残りに意欲 「まだアピールしなくてはいけない」

日本代表MF堂安律【写真:Getty Images】
日本代表MF堂安律【写真:Getty Images】

後半14分に酒井の縦パスを左足で仕留めて勝ち越しゴールをマーク

 日本代表MF堂安律は、16日の国際親善試合ウルグアイ戦でA代表初ゴールを決めてチームの4-3の勝利に貢献した。

 右サイドアタッカーでスタメン出場した堂安は、前半からチャンスメークとハードワークでピッチ上での存在感を放った。そして、チャンスが巡ってきたのは2-2で迎えた後半14分だった。ペナルティーエリア内の右サイドから中央方向に切り込んできた堂安にDF酒井宏樹(マルセイユ)から短い縦パスが通ると、その勢いのまま相手DFの前をワンタッチで横切り、左足でファーサイドに流し込んだ。

 試合後の堂安は、ゴールについて「初ゴールを挙げられましたけど、チームとして勝利を目指していたので良かった。(ゴールは)宏樹くんが良いボールをくれたので、あとは自分の形で流し込むだけだった。勝利することが大事だと思うし、この自信をつなげていきたい」と笑顔で振り返った。

 ガンバ大阪のジュニアユースから育ち、“至宝”とまで呼ばれて2015年に16歳でプロデビュー。その後、U-20ワールドカップ(W杯)への出場などを経て昨年からオランダ1部のフローニンゲンでプレー。初年度からレギュラーを獲得し、公式戦31試合出場10ゴールと結果を残して9月の国際親善試合コスタリカ戦でA代表デビューも果たした。

 すでに欧州でも注目の若手アタッカーとして名を馳せる堂安だが、「まだまだアピールしなくてはいけないところはあるし、サバイバルは続くのでもっと上を目指して頑張りたい」と気の緩みはない。南米の強豪を相手にトレードマークの左足で決めた一撃は、さらなる飛躍を呼び込むものになりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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