シティ王座奪還へ! リーガ最強ストッパーを54億円+マンガラで緊急補強
マンUも狙うバレンシアのアルゼンチン代表オタメンディ獲得寸前に
昨季王者のチェルシーを3-0で下し、プレミアリーグ開幕2連勝を飾ったマンチェスター・シティ。昨季2位でタイトル奪還に燃える一昨季のプレミアリーグ王者は、バレンシアの堅守を支えるアルゼンチン代表DFニコラス・オタメンディ獲得が間近に迫っているという。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。
リーガ最強ストッパーの呼び声高い、オタメンディに対してはバレンシアが設定する違約金5000万ユーロ(約70億円)という高いハードルが存在する。バレンシアも2019年まで契約を交わす中心選手を簡単に手放すつもりは毛頭ないはずだった。
しかし、シティはオタメンディ獲得で合意に近づいているとレポートされている。同じマンチェスターを本拠地とするマンチェスター・ユナイテッドも獲得に乗り出していたが、シティは移籍金に加え、実質的なトレード要員としてフランス代表DFエリアキム・マンガラをバレンシアへ期限付き移籍させる方針で、オタメンディ争奪戦を制する勢いだ。
スペイン地元紙「アス」ではシティが移籍金2800万ポンド(約54億円)を支払い、マンガラを期限付き移籍させることにより、オタメンディがシティに加入すると伝えている。
24歳のマンガラは昨季ポルトから3200万ポンド(約62億円)という破格の移籍金でシティに加入していた大型センターバック。しかし、1年目はその金額に見合う活躍を披露したとは言い難く、ベテランのDFマルティン・デミチェリスとの競争に敗れていた。3-0で快勝のチェルシー戦では勝利に貢献したが、どうやらオタメンディ獲得の交渉に含まれ、今季はスペインでプレーすることになりそうだ。
2連勝、しかも2試合続けて無失点という最高の滑り出しを見せたシティが、潤沢なオイルマネーを背景に、ピッチ外のマンチェスター・ダービーを制する格好となる最高の補強で王座奪回に盤石の体制を築こうとしている。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images