より正確な“経営分析”へ Jクラブは「社員数」「平均年齢・給与」も提示せよ!

2017シーズンSNSフォロワー数増減率トップは神戸、C大阪が最下位の理由は

 C大阪が断トツの数字を叩き出している理由としては、元ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルランを獲得した2014年に海外戦略として東南アジアに向けて積極的に発信した結果、Facebookのフォロワー数が飛躍的に増加したという。現在C大阪のFacebookは、日本語はもちろん、英語、スペイン語、ポルトガル語(ブラジル向け)、フランス語の5言語に対応している。

【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから

 対照的に、18チーム中最下位はベガルタ仙台の2万2680人、17位がヴァンフォーレ甲府の5万8226人なのだから、いかにC大阪の数字が突出しているかが分かるだろう。ちなみに平均を上回ったのはC大阪のほかに、浦和、横浜F・マリノス、鹿島アントラーズ、川崎フロンターレと続き、6位にサンフレッチェ広島、7位にガンバ大阪が食い込んでいる。

 2017シーズンのSNSフォロワー数増減率を見てみると、J1の平均は41.8%で、1位のヴィッセル神戸が100.3%と躍進した。理由は明白で、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキが入団会見を行った7月は4762人も増え、トータル4万人を超えた。その後も加入者は続き、9月時点で総計4万7863人に達した。おそらく今シーズンはイニエスタが加入したことで、昨シーズン以上の加入者が予想される。

2位は浦和の84.1%、3位は鹿島の73.3%で、こちらは7月に浦和がドルトムントと、鹿島がセビージャと対戦したため加入者が増加した。逆に最下位の伸び率はC大阪の2.6%で、これは元々の加入者が多い結果と言える。

2017年シーズン「SNSフォロワー数増減率(%)ランキング」 
※Facebook/Twitter/Instagram
※J1平均41.8%

1位 100.3% 神戸
2位 84.1% 浦和
3位 73.3% 鹿島
4位 57.3% 札幌
5位 50.3% 横浜FM
6位 42.7% 川崎
7位 40.7% 仙台 
8位 39.5% 広島
9位 38.0% 鳥栖
10位 36.1% 甲府
11位 35.9% 磐田
12位 31.8% G大阪
13位 28.5% FC東京
14位 26.9% 柏
15位 22.6% 清水
16位 22.3% 新潟
17位 18.8% 大宮
18位 2.6% C大阪

page1 page2 page3

六川 亨

1957年、東京都生まれ。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年に退社後はCALCIO2002、プレミアシップマガジン、サッカーズ、浦和レッズマガジンなどを創刊して編集長を務めた。その傍らフリーの記者としても活動し、W杯や五輪などを取材しつつ、「サッカー戦術ルネッサンス」(アスペクト社)、「ストライカー特別講座」、「7人の外国人監督と191のメッセージ」(いずれも東邦出版)などを刊行。W杯はロシア大会を含め7回取材。現在は雑誌やウェブなど様々な媒体に寄稿している。

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング