引く手あまたのデ・ブライネ 昨季CL4強クラブが獲得に興味
最有力はマンC
ヴォルフスブルクのベルギー代表MFケビン・デ・ブライネをめぐる争奪戦が激しさを増しているようだ。有力な移籍先としては、マンチェスター・シティが濃厚と見られている。この24歳の攻撃的MFに対し、いずれも昨季のUEFAチャンピオンズリーグで4強入りを果たしていたバイエルン・ミュンヘン、レアル・マドリード、バルセロナといったメガクラブも関心を強めているという。スペイン地元紙「アス」が報じた。
クラブはデ・ブライネの市場価値を4000万ユーロ(約55億円)と定めている。昨季はリーグ戦で10得点を決めただけでなく、シーズン21アシストという驚異的な活躍を披露。今夏最も注目されるタレントの1人は、英地元メディアの報道ではシティが移籍先の最右翼とされていた。
しかし、クラブのディーター・ヘッキング監督は、ドイツのニュースサイト「Spox.com」に対し、「シティには敬意を示すが、レアル・マドリード、バイエルン・ミュンヘン、バルセロナもケビン・デ・ブライネへの興味を強めており、接触していることは認めざるをえない」と明かしている。そして、移籍実現の可能性についても、決して否定はしなかった。
「もし、並外れたオファーが届いた場合に限り、彼は移籍するだろう。どんな可能性も除外はせず、話を聞く準備はある。ただし、本当に大きなオファーが来た場合のみ受け入れるよ」
並み居る強豪がその動向を追っている。ジョゼ・モウリーニョ監督率いるチェルシーでは出番に恵まれず、花開くことのなかった才能がドイツで開花。引く手あまたの存在へと成長を遂げている。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images