スペイン“3強”の足踏みで「今季は不透明」と現地紙特集 乾のベティスも混戦で存在感

首位バルサが開幕4連勝からの3戦未勝利で混戦に拍車をかけている【写真:Getty Images】
首位バルサが開幕4連勝からの3戦未勝利で混戦に拍車をかけている【写真:Getty Images】

首位バルサが開幕4連勝からの3戦未勝利で混戦に拍車 レアルは離脱者続出

 リーガ・エスパニョーラはバルセロナ、レアル・マドリード、アトレチコ・マドリードの3強になって久しいが、今シーズンの序盤戦は近年になかった混戦模様となっており、この状況にスペイン紙「マルカ」が注目している。

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「今季のリーガは第7節が終わった(セルタ対ヘタフェは1日開催)。しかし優勝争いが不透明だ」

 同紙の記事ではシーズンの約5分の1を終えた段階のリーガについて、このように記している。勝ち点14のバルサが首位、得失点差によってレアルが2位、積極補強を果たしたアトレチコも4位につけているものの、その実態は過去のシーズンと比較すると、少々趣が異なる。

 まず昨季王者のバルサだ。開幕4連勝で快調なスタートを切ったかと思いきや、リーグ戦3試合連続で勝利がない。第6節レガネス戦での初黒星(1-2)に加え、第5節ジローナ戦(2-2)、第7節アスレティック・ビルバオ戦(1-1)と本拠地カンプ・ノウで2戦続けて勝ち点3を確保できなかったのだ。

 もっとも、打倒バルサを目論む首都マドリード勢も決して順風満帆ではない。特に気になるのはアトレチコだ。闘将ディエゴ・シメオネ監督が就任以降、序盤戦から手堅く勝ち点を積み上げてきたクラブだが、第7節終了時点で勝ち点12にとどまっているのは、現体制以降最少のことなのだという。

 フレン・ロペテギ監督が今季就任したレアルは、FWクリスティアーノ・ロナウド退団の穴をコレクティブなスタイルによってカバーしようとしているが、ここにきてFWギャレス・ベイル、MFイスコ、DFマルセロと離脱者が続出しているのが気がかりなところだ。

 この混戦模様の序盤戦で存在感を見せているのが、アンダルシア勢だ。セビージャがバルサ、レアルと勝ち点1差の3位、日本代表MF乾貴士が所属するベティスもアトレチコと同勝ち点の5位につけている。3強が本領を発揮する前にアンダルシア勢が勝ち点を稼げば、今季のリーガは近年なかった大混戦となる可能性もある。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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