クロアチア代表MFモドリッチ、W杯後の“燃え尽き症候群”を告白 「簡単じゃなかった」

W杯直後は“燃え尽き症候群”に陥ったとモドリッチが明かした【写真:Getty Images】
W杯直後は“燃え尽き症候群”に陥ったとモドリッチが明かした【写真:Getty Images】

ロシア大会MVPのモドリッチ、FIFA最優秀選手賞も獲得

 レアル・マドリードのクロアチア代表MFルカ・モドリッチは、ロシア・ワールドカップ(W杯)での獅子奮迅の活躍ぶりによって大会MVPに選ばれ、さらにレアルのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)3連覇に貢献した功績を認められ、自身初となるFIFA最優秀選手賞を獲得した。そのタイミングで国際プロサッカー選手協会(FIFPro)のインタビューに応えているが、W杯直後は“燃え尽き症候群”に陥ったと明かしている。

 モドリッチは卓越したゲームメークをはじめ、W杯グループリーグのアルゼンチン戦でスーパーミドル弾を決めた。また延長戦が続いた決勝トーナメントでも献身性を見せつけ、MFに必要とされる能力を余すことなく披露し、クロアチア史上最高となる準優勝の原動力となった。またCLではジネディーヌ・ジダン監督のもとで欠かせぬ中盤トライアングルの一人として君臨した。

 そんな活躍ぶりを踏まえれば、FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)、FWリオネル・メッシ(バルセロナ)が10年間独占していたFIFA最優秀選手賞に風穴を開けたのも納得の選出だろう。しかしその躍動ぶりが鮮烈すぎたからか、本人の中ではある感情が芽生えていたようだ。

「僕はあまりにも多くの感動的な瞬間を過ごしたことによって、日常の状態に戻ることが決して簡単じゃなかったんだ。W杯が終わった後、僕は完璧に燃え尽きていたし、バケーションは3週間しかなかった。そのうち最初の1週間はお祝い事が続いたからね」

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