日本代表に暗雲? 10月対戦予定のパナマ代表、国内騒動の余波で来日回避の可能性急浮上

選手会が抗議したなか、現代表メンバーやロシアW杯で同国初ゴールの決めた英雄も支持

 連盟側は「ソリス氏は、もう解説者ではないにも関わらず、テレビ局の報道用パスで(入れない)選手ロッカーに入ろうとしたので警備員が止めた」「彼は自主的に会場から去った」などと説明している。

 一方、ソリス会長は今季の報道用パスの有効性を訴えており、「彼らは卑怯だ」「私は(警備員と警察の)警護に囲まれて外に出た」と明かしており、水掛け論も勃発。さらにソリス会長は「(連盟やリーグは)試合時間を変更できるにも関わらず変更しなかった」「労働者としての選手の体調面が考慮されていない。選手たちの権利が守られていない。連盟やリーグの身勝手な決断だ」と主張している。

 野球大国のパナマは、今回のロシア・ワールドカップで初出場を果たし、国内でのサッカー人気も上昇中。だが、まだサッカー選手の地位は低く、選手会では今回、連盟や各クラブに対し、労働契約や、問題が起こった際の協議室の設置、給料、女子サッカー選手のギャラなどについての条項も明記するよう求めた。

 選手会の抗議に対し、代表メンバーのGKホセ・カルデロン(デポルティボ・グアスタトヤ/グアテマラ)やMFエドガル・バルセナス(レアル・オビエド/スペイン)、ロシアW杯で同国史上初ゴールを決め、大会後に現役を引退した元DFフェリペ・バロイも自身のツイッターで選手会の抗議文をリツイートするなど、選手側からも支持の声が上がっている。

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