ギマラエス戦で圧巻タッチ＆シャペウで2ゴール1アシストと大活躍

　ポルティモネンセの日本代表MF中島翔哉が、現地時間23日のリーグ第5節ギマラエス戦（3-2）で2得点1アシストの活躍を見せ、チームに今季初の勝ち点3をもたらした。ポルトガルメディアは同節の「ベストイレブン」に身長167センチの日本人アタッカーを選出。「信じられないゲームを見せた」と称賛している。

　森保一体制の新生日本代表で10番を背負った中島は、ギマラエス戦の前半5分にいきなり魅せた。背後からのロングボールに反応すると、右足でピタリと正確なトラップを披露。巧みに足下に収めてキープすると、相手DFに囲まれながらも左足でシュートを放ち、ネットを揺らした。

　1-1で迎えた後半24分には、左サイドからパウリーニョへパスを通し、勝ち越しゴールをお膳立てした中島。2-2に追いつかれて迎えた同41分には相手DFのクリアミスを拾って独走し、GKとの1対1の場面でシャペウ（ポルトガルで帽子の意。浮き球で相手の頭上を抜くプレー）を見せ、勝ち越しゴールを決めた。ポルトガル紙「レコルド」は、「ナカジマのゴールはまるでメッシ」と動画付きで称賛。「メッシのようなシャペウを含め、2度ネットを揺らした」と、その活躍を伝えていた。

　また、ポルトガルメディア「GoalPoint」は、独自採点とともに第5節のベストイレブンを選出。中島はベンフィカのポルトガル代表MFピッスィの「8.4」に次ぐ「8.2」の高い評価が与えられ、「今節の2番目のベストプレーヤー。2ゴール1アシスト（3つのキラーパス）でポルティモネンセの初勝利に貢献。日本人は信じられないゲームを見せた」と記している。

　ポルトガル1年目は10得点12アシストをマークして鮮烈なインパクトを残した中島。今季初勝利をきっかけに、2年目のシーズンもギアを上げていきたいところだ。