Jリーグ10年目ミキッチ、10代で経験したCLの衝撃 欧州最高の大会が持つ“重み”とは?

2008-09シーズンのUEFAカップ(現EL)では、当時トットナムのベイルとも対戦したミキッチ【写真:Getty Images】
2008-09シーズンのUEFAカップ(現EL)では、当時トットナムのベイルとも対戦したミキッチ【写真:Getty Images】

「レアルの4連覇が絶対にないとは言えない」

 そして、今季のCLはマンチェスター・シティとバルセロナが注目だという。

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「マンチェスター・シティはペップ・グアルディオラが2年間指揮を執って、チームとして機能し始めている。そのうえで勝負強さも身につけているので非常に楽しみですね。あとは(リオネル・)メッシ率いるバルセロナ。メッシは過去3年、CLで優勝していないので、きっとモチベーション高く戦ってくる。そういった時の彼を止めるのは、どのチームであっても難しいと思います。それに次ぐのが、レアル、アトレチコ(・マドリード)、バイエルン、パリ・サンジェルマンですね」

 大会3連覇中のレアルは、優勝争いにおいて“第2グループ”だという。同胞でロシア・ワールドカップでも大会MVPに輝いたクロアチア代表MFルカ・モドリッチを擁するが、フレン・ロペテギ新体制となり、まだ不透明な要素が多い点が最有力に推せない理由のようだ。

「レアルは誰も成し遂げたことがないCL2連覇、3連覇を成し遂げてきたチームですから、4連覇が絶対にないとは言えません。全員が勝者のメンタリティーを持ったチームだと思いますし、私の友人であるモドリッチのことを考えても、優勝してほしい思いはあります。ただ……、新しい監督が来て、1年で欧州の頂点に立てるレベルまで持っていけるのかは、まだ分からないのが実情です。国内タイトルかCLのタイトルを周囲から求められるので、非常にプレッシャーのかかるシーズンですね」

 最後にミキッチは、日本のサッカーファンに対して欧州カップ戦で見てほしいポイントを挙げてくれた。

「日本のファンの皆さんには、世界最高峰の選手たちがピッチで見せるクオリティーを楽しんでほしい。スタジアムの雰囲気を含めて、一瞬も見逃せる時間はありませんよ(笑)」

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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