ヘタフェ柴崎岳「2年目の現在地」 ボランチ、サイド、2トップでの最新序列は?

ボランチでは4、5番手 FWや“プランB”のトップ下での序列も下位

「ガクはボランチやサイドなど複数のポジションでプレーができるが、最も適しているのは4-3-3や4-1-4-1のインサイドハーフと考えている。今、チームは4-4-2のシステムで戦っており、ボランチではマクシモビッチ、アランバリが良いプレーを見せてくれている」

 ボルダラス監督は8月31日のリーグ第3節バジャドリード戦(0-0)後の記者会見で柴崎を起用しない理由、システムの違い、セルビア代表MFネマニャ・マクシモビッチとウルグアイ人MFマウロ・アランバリへの信頼の高さを口にした。

 また、二人の他にも昨季のレギュラーだったスペイン人MFマルケル・ベルガラに加え、移籍市場最終日にカーンへ移籍したモロッコ代表MFファイサル・ファジルの穴を埋めるためウルグアイ人MFセバスティアン・クリストフォロをレンタルで獲得。柴崎が得意とするボランチのライバルは、監督が求める守備力とハードワークを武器にした選手が多い。

 では、攻撃的なポジションはどうか。2トップに関しては昨季ホルヘ・モリーナ、アンヘルに続く3番手だったものの、両選手とも残留したうえ、2部得点王のFWハイメ・マタと同3位のFWセルジ・グアルディオラという二人のスペイン人FWが加わり、本職のストライカーたちが揃っている。柴崎を起用する場合は、開幕戦のレアル・マドリード戦(0-2)のように、1トップを採用した際のトップ下でのプレーとなるだろう。だが、ボルダラス監督は2トップのシステムをベースと考えており、あくまで“プランB”でしかない。

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