吉田、EL予選で不慣れな左サイドバックで先発 奮闘もチーム最低評価

新加入の英代表コールカーに押し出された

 サウサンプトンは、現地時間6日にUEFAヨーロッパリーグ予選3回戦の第2戦でオランダのフィテッセとアウェーで対戦した。日本代表DF吉田麻也は、左サイドバックで先発フル出場を果たした。試合はFWペッレとFWマネのゴールによりサウサンプトンが快勝。2試合合計6-0でプレーオフラウンドへの進出を決めた。
 サウサンプトンのロナルド・クーマン監督はセンターバックに主将のポルトガル代表DFフォンテとQPRから新加入のイングランド代表DFコールカーを起用。右サイドにはこちらも今季加入のマルティナが入り、吉田は本職ではない左サイドバックで起用された。
 
 不慣れなポジションだったが、後半30分には素晴らしいシュートブロックでフィテッセの決定機を防ぐなどまずまずの活躍。英地元紙「デイリー・メール」の採点では、センターバックでコンビを組んだフォンテとコールカー、右SBのマルティナには「6.5」が与えられた一方、吉田の評価は「6」。4バックのみならず、チームで最も低い点数となった。先制ゴールのペッレには「7.5」、得意のドリブルから追加点を決めたマネには「8」と最高評価が与えられた。
 
 センターバックのポジションを争う新加入のライバル、コールカーに押し出される形で左サイドバック起用となった吉田。8日には早くもプレミアリーグ開幕を迎える。どのポジションでも出場機会を手にすることが第一だが、本職のセンターバックで出場するためには、さらなるアピールが必要になりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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