「センセーショナル!」 韓国FWソン・フンミンの“変則ダブルタッチ股抜き”が海外で反響拡大

韓国代表MFソン・フンミン【写真:AP】
韓国代表MFソン・フンミン【写真:AP】

チリの実力者ビダルをかわし、バルデスを無効化した圧巻のボールコントロールに称賛

 韓国代表MFソン・フンミン(トットナム)は、先日のアジア大会でU-23代表チームの優勝に貢献して悲願の兵役免除を勝ち獲った。その後、母国に帰国したエースは休む間もなくA代表に合流。南米の強豪チリ戦でMFアルトゥーロ・ビダル(バルセロナ)ら相手二人を手玉に取るテクニックを披露し、「センセーショナル!」と海外メディアから称賛を受けている。

 エースが躍動したのは、11日に水原ワールドカップ競技場で行われたチリ戦(0-0)だ。

 後半2分、韓国は自陣でボールの奪い合いとなり、センターサークル付近でソン・フンミンとチリの大黒柱ビダルが対峙。鋭いタックルを仕掛けてきたビダルを右足でふわりとボールを浮かせてジャンプ一番かわしたが、すかさず右側から10番のMFディエゴ・バルデス(モレリア)が猛然とプレッシャーをかけにきた。すると、ソン・フンミンは右足でボールを引き、軸足の左足かかとに当てて直角に方向転換。バルデスの股を抜いて味方にパスを通してみせた。

 華麗な連続技に地元ファンが多数駆け付けたスタジアムは大歓声に包まれた。スペイン紙「マルカ」アルゼンチン版は「ビダルをかわし、バルデスを股抜き。彼は決して忘れないだろう」と伝えれば、英紙「デイリー・メール」は「ビダルのタックルを飛び越え、信じられない股抜き」と言及。オランダのサッカー専門サイト「VoetbalPrimeur」は「韓国のヒーローが素晴らしい股抜き。犠牲者:ディエゴ・バルデス」と報じた。

 このワンプレーは欧州のみならず南米にも広がり、「ペルーメディア「trome」は「センセーショナル‼ 完璧なルーレットと股抜きで置き去りにした」と絶賛している。トットナムでの活躍で「アジア最高の選手」の呼び声も高いソン・フンミンだが、また世界的な評価を上げたようだ。

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