イングランド代表DF、W杯の“ワンダーゴール”を回顧 「100回は繰り返して見た」

イングランド代表DFトリッピアー【写真:Getty Images】
イングランド代表DFトリッピアー【写真:Getty Images】

W杯準決勝クロアチア戦で直接FK弾も敗戦に悔しさ

 ロシア・ワールドカップ(W杯)準決勝のイングランド対クロアチア戦で、目の覚めるようなFKを決めたイングランド代表DFキーラン・トリッピアー(トットナム)が、自身の“ワンダーゴール”を100回は見たと告白した。英紙「ザ・サン」が報じている。

 イングランドはW杯準決勝クロアチア戦(1-2)の序盤5分にFKのチャンスを得ると、キッカーを任されたトリッピアーが右足を一閃。ボールは相手の壁を越えてゴールネットに突き刺さり、イングランドに先制点をもたらした。しかしチームはその後、クロアチア代表MFイバン・ペリシッチに同点ゴールを許すと、迎えた延長戦でFWマリオ・マンジュキッチに決勝点を奪われ、ベスト4敗退を余儀なくされた。

 現地時間9日に行われるUEFAネーションズリーグのスペイン戦を前に、トリッピアーは「クロアチア戦だけでなく、数試合をビデオで見返した。準決勝で敗退したことは確かにフラストレーションの溜まることだったけど、僕らチームは自分たちのことも、W杯であそこまで行けたことも誇りに思っている」と述べ、準決勝まで進めたことに胸を張った。

 トリッピアーは、所属先のトットナムのゲームであれ、代表戦であれ、試合のビデオを繰り返し見て、分析を心がけているという。「自分がもっと上手くやれたと思うところを見て、そこから学ぶんだ。試合ではいくつかミスをするけど、そこから学び、次の大一番では修正する」と自身の取り組みを語った。

 クロアチア戦でのFKについては、「嘘をつくつもりはないよ。僕はあのゴールを100回くらい繰り返して見た。あの瞬間は楽しかった──でも今でさえ、負けたことは悔しい」とコメント。先制FKが決まったことは嬉しかったとしながらも、いまだに敗退を思い出すと胸が痛むと正直に語っている。

 イングランドは8日に強敵スペインと対戦したのち、11日の国際親善試合でスイスと対戦する。トリッピアーのミラクルショットが、再び炸裂する場面が見られるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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